雨漏り注意 ~金属の錆~

屋根材や壁材に見られる錆と雨漏りとの関連

錆は金属の表面が酸素や水と酸化を起こし、金属自体が腐食してしまうことで発生する物質です。

金属に錆が発生すると金属自身が持つ機能が失われてい行きます。
結果として屋根や外壁より雨水が侵入し内部の木材を腐敗させ「雨漏り」へと進んでいきます。

この場合も外壁や屋根の錆びた表面よりも気にしなければいけないのは、内側の建材の劣化です。
外壁材が錆⇒雨水の侵入経路が出来る⇒水が入り込む⇒内部の防水シート(透湿防水シート)の劣化が進む⇒雨水が家中に侵入⇒雨漏りとして顕在化する。
この「雨漏りを引き起こすパターン」に当てはまる一例です。

もうひとつの錆

鉄筋コンクリート造りの外壁の場合、外壁の亀裂より雨水が侵入し外壁内にある鉄筋が内部から錆てくる場合があります。そして内部で起こる錆びは徐々に周りのコンクリートを崩して行き、更に雨水の侵入経路を広げ、雨水が滞留するスペースも造っていきます。
これが続くと外壁の内部崩壊が起こり本来強固であるはずの鉄筋コンクリートの強度が保てなくなります。
高速道路の橋脚などの「亀裂(ひび)」が問題ななるのも同じ理由です。

そしてこの問題は、木造造りの通常に家でも起こる可能性があります。

それは、家の基礎部分です。

通常、外壁と地面との間に基礎部分としてコンクリート部分がありますが、この中に鉄筋が使用されています。この鉄筋が雨水の侵入によって腐食するとその機能が低下する場合が有りますので、庭手入れの際に少し意識して基礎部分を見るようにしましょう。

これらは定期的なメンテナンスによってその寿命を伸ばすことが可能ですので、外壁や屋根に錆や基礎部分に亀裂を発見したら専門家にご相談する事をお勧めします

 



お問い合わせ


▲このページのトップへ